© 2012 Takeshima

parts project 15

枠のような。について。

枠。それなしでは同一形状を保てない柔らかいものを
囲う2次元的なイメージがする。
枠の捉え方、使い方はいろいろある。
枠自体には目を向けず3次元の際限ないものを切り取って
覗いてみるように眼鏡の形体よりその先に広がる景色を
見ている。という風な意味合い。
しかしどの眼鏡をかけても、ある景色は見えるわけではない。
とりわけ静かで茫々とした景色は専用の眼鏡が要る。
そういう(枠のような)ものを時々町の中に見つけると
つい覗いてしまう。

何が在るか。その先とこちら側両方見えるような気がする。