© 2012 Takeshima

parts project 10

境界線。について。

何かを作る時良い悪いの基準が未だにはっきりしない。
方程式もないしマニュアルもない。勘、というのとも
少しちがう。

形を作る作業を進めるなか、受け付けない境界線のような
ラインがある。
飛び越えずにそこを超えたらとにかく戻る。
そういう風に行きつ戻りつする進み方でジワジワと境界線がなくなってあるモノが完成している。
そういうラインとでも言えばいいか、
もしくは。
ボヤケて見えていた映像にピタリと焦点があうような
決まり方もある。
どちらがどうというわけでもないけれど時間がたっても
境界線が現れず、焦点もずれていなければ
ただ眺めていられる、というだけだ。