object by takeshima

parts project 10

parts project 10

境界線。について。 何かを作る時良い悪いの基準が未だにはっきりしない。 方程式もないしマニュアルもない。勘、というのとも 少しちがう。 形を作る作業を進めるなか、受け付けない境界線のような ラインがある。 飛び越えずにそこを超えたらとにかく戻る。 そういう風に行きつ戻りつする進み方でジワジワと境界線がなくなってあるモノが完成している。 そういうラインとでも言えばいいか、 もしくは。 ボヤケて見えていた映像にピタリと焦点があうような 決まり方もある。 どちらがどうというわけでもないけれど時間がたっても 境界線が現れず、焦点もずれていなければ ただ眺めていられる、というだけだ。

 

parts project 09

parts project 09

何をしようが等しく時間は経つ。 腑に落ちる。過ぎた時間を思う時、そうであればいいと思う。

 

parts project 08

parts project 08

何か見きれない事と作ろうとする事とについて。 問題自体が混沌として、見きれないでいる状態のとき、 つい無理やり進もうとする。頭でわかろうとするとなんとなく 鈍重なわかり方をする。 雑多な紙や木片が水面に滞っているのを力任せに 一方向に押しやり、水底がようやく見えるような無理がある。 まれに見たいと感じるより早く目指す視点が理解出来るときがある。水の流れを追いかける飛ぶ鳥のように 追いかける先からその水が引いていき、元の道が遠くまで 見渡せているようなわかり方。 こういう事は突然ではなく遠回りして繰り返した後に 遭遇する事が多い。 何かを作る時とよく似ているように思う。 その鈍い過程はいつか変化するけれど、遠回りした末の向かう先は今後拠り所となると思う。 それらがいつか変化する時過程を辿れるよう記録として 壁に並べてみた。

 

parts project 06

parts project 06

思いつく事。について。 思いつく。 無意識に見聞きし感じた事が自分の中で濾過した時、 突如映像がたどり着く感じ。 ただそれらの映像だけが縦横無尽に流れていく。 掴んでみたいけれども、なぜか早すぎて忘れてしまう。 思いつく事は大抵そのたぐいで終わる。 けれど、後々どう見直しても納得出来る事がある。 希望や疑問をもう一度逆から見つめ直して映像に たどり着ける時。 検討し考えた事を忘れるぐらい考え抜けると パッと思いついたように感じる時。 そういう状況は本当に拠り所になる。

 

ROF

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ROF series 2011 for nihon sweden