object by takeshima

parts project 07

parts project 07

 

parts project 25

parts project 25

時間。について。 2次元の平たく塗られた色に吸い込まれそうな事がある。 なぜか立体ではあまり感じない。 平面のほうが時間軸が揺らぐような気がする。 過去も未来も平面の奥深く今も在るような。 立体には同時に現存するような時間の奥行きより 過去の記憶を感じる。 これらのものは平面ではないけれど 立体ではないように思える。 ある方向から見た印象を形作る事が多いので 強い印象は平面のように見えるのかもしれない。 立体の棒がどの角度からみてもなにか平面を感じるようにしたかったのかもしれない。 その枠の中に時間はどう見えているだろうか。

 

parts project 02

parts project 02

澱。 紆余曲折考え、ずいぶん変化したと思っても、 結局大筋変わってない。ただ澱のようにたまっていく事がある。作るものの印象のような事。 その人なり、という事なのか。ひとつひとつの動作や判断が すべてを形作るんだろうか。モノに限らず。 しょうがないからその時その時決めてもいいのかも。 ビジョンさえ持っていれば。

 

parts project 17

parts project 17

場所。について。 町の中は林立する箱に縦方向の感覚がなんか弱る。 高層にいるのかグランドにいるのか考えないような。 なぜだか横方向ばかり見ている気がする。 山道は自然と全方向で見ている。五感が正しく開くような。 それが出来るから休まる。町は全方向には とても見きれないから疲れるのだろうか。 町の中でも時々そういう気分に遭遇する特定の場所がある。 自然のなかより怖さがないので案外冴えて来る。 モノを作る時はそういう場所で考えてから全方向からみるものを作りたいと思う。

 

parts project 16

parts project 16

見たい事。について。 いろいろモノを作って写真を取ってみると、 そのモノよりそれらがどう在るかという事が 大事だと思う。

 

parts project 15

parts project 15

枠のような。について。 枠。それなしでは同一形状を保てない柔らかいものを 囲う2次元的なイメージがする。 枠の捉え方、使い方はいろいろある。 枠自体には目を向けず3次元の際限ないものを切り取って 覗いてみるように眼鏡の形体よりその先に広がる景色を 見ている。という風な意味合い。 しかしどの眼鏡をかけても、ある景色は見えるわけではない。 とりわけ静かで茫々とした景色は専用の眼鏡が要る。 そういう(枠のような)ものを時々町の中に見つけると つい覗いてしまう。 何が在るか。その先とこちら側両方見えるような気がする。

 

parts project 13

parts project 13

最初に浮かぶ事。について。 巡り巡って最初に考えた事がよかった。という事は すべてに言える程の方程式のようなことではなくて、 それほど強く最初の事を覚えている事のほうが稀な気がする。 大抵の事は最初も最後も記憶に無い。 というより考え抜いてもいない。 記憶に残るには何度も本を読み返すような作業をしないと 私の場合は忘れてしまう。 何度も読み返すような動機がそこにあるかどうかという事なんだろうか。 何か意味不明な強いかけらを最初に掴む時。 そこから巡り巡ってもすべての辻褄があうよう努力できる。 その先に何かが目の前に見えた時 ただ在る。という事になりえるのだろうか。

 

parts project 12

parts project 12

廻りに在る事。について。 感じる事は空気のように廻りにある。自分のなかに、では無い。 視界が開くような、見え方。 その気分をいつも探していている。 何より興味がある。

 

parts project 11

parts project 11

僅差。について。 形状を作るのはそう難しくない。 ただの形状が突如印象を生む形を作るのはなかなか出来ない。 ミリ単位で同じように製作してもなぜか違うものが 出来ている。形は形状だけでは作る事になり得ない。 やはり目に見えない要素がモノにも何にも不可欠なのだろうと改めて思う。 誰かにとっての要、不要は問わず、自分には不可欠であるからこそ足りない部分というか見えていないのだろう。 出来れば気分を害する事がないものが見えてくれればいいと思う。