印象。という事について。
イメージは五感に直接入って行く。
入り方はいろいろあり人それぞれも違う。
直接ひびく音楽や少しづつ溜まって到達するかのような文章。逆の表現が似合う音楽や文章もある。
モノの場合は目で見て手でふれ、
使い通りすぎようとしたその後
ふと残像のように空間に浮かぶように、五感に繋がる。
ただそこに在る。という表現が似合う。
よく見ると廻りにあるものは意外と複雑な形状である事に
気づく。
けれども日常にとけ込んで目に留まらない。ただそこに在る。そういう印象の在り方。
明快でもなく、はかなく、極細い可能性という
機能と思考のバランスを
ただ惹かれる印象で追いかけてみる。
これらの形は見方を変えれば使う事も出来るが、
誰の用途でもないがゆえに機能は見る人により幅をもつ。
形はみたままの物体でもあり、形状をこえ廻りの空間の印象を捕まえてみる枠でもあり
目に見えないけれどある印象を五感でのぞく
眼鏡のようなものでありたい。
感じられる限り何層にも在りえる可能性。
その際限のない可能性をかかえ
ただ在るという事を様々なパーツでスタディした
プロジェクトを模索している。