exhibition // Saung 01 — 素材の生る風景

Saung 01 — 素材の生る風景 || 建築意思

at Luft shop

 

2026年10月15日(木) — 19日(月) 

13:00 — 18:00

 

在廊予定日 | 10/17 15:00~・10/18 15:00~

 

 

沖縄を拠点に活動する、建築家 山口博之氏が主宰する設計施工集団 建築意思による『Saung 01 ―  素材の生る風景』を開催します。

三重に生まれ、東京で育った山口博之氏は、京都精華大学美術学部デザイン科建築専攻 卒業後、2006年に沖縄へ移り住みました。近代沖縄を代表する建築家・金城信吉氏(1934―1984)の自邸を訪ねた際、南洋材アピトンの躯体を見て、沖縄における木造建築の可能性と南洋材を用いる合理性を意識するに至ります。

その後、南洋材による家具制作のために訪れたインドネシアで、スンダ地域の Saung との出会いがありました。Saung / サウンとは、村の田んぼや海辺に建つ、高床式で開放性のある小屋のこと。集落を散歩すると、日中、Saungのもとで、人々は、食事の下拵えをし、昼寝をし、おしゃべりをし、まったりと過ごしていました。風通しのよい半屋外での、なんともない時間を彼らが大事にしている様子を、そこここで目にしたといいます。

今回、亜熱帯気候の沖縄においても、Saung という建築文化に学び、その有り様を育んでいく余地が大いにあるのではないかという考察を検証すべく、沖縄本島で採取できるクチャ、リュウキュウチク、ビーグ、バショウの素材を用いて製作する Saung 本体と、合わせて、製作の過程で出会った素材の生るフィールドと素材にたずさわる人々についての記録を展示します。

 

映像製作・展示構成協力 Chikki Media Inc. / 森尻 親代

 

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(展示会に寄せて)

 

沖縄で建築設計を生業として始めてから、20年の時が経ちました。学問として学びはしたものの、実社会での設計やデザインの経験がないまま独立した私にとって、沖縄の風景そのものが師匠です。風景とは、自然と人々の関わり合いの積み重ねです。沖縄で設計活動をする日々の中で、空の色の種類の多さに驚き、潮の満ち引きによる地形の豊かさを発見し、陽ざしの強さや弱さは羅針盤となり、風は身勝手な私を叱責してくれました。
沖縄の風景、その環で生きる作り手(職人、作家、農家)たち。彼らは、右往左往し、定まらない私を、いつだって見守ってくれました。彼らは、美意識があり、お茶目で、そして真摯な眼差しを持っています。私は彼らを尊敬しています。この展示においての動機の根っこは、師匠である彼(沖縄という土地)と彼ら(この土地に住む作り手)への感謝です。

 

建築をつくることやその空間体験が、地域の風景への祝福となりますように。 

 

建築意思 山口博之

 

 

 

 

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